重要な判断を急いではいけない


先日の廃業やM&Aを考えている社長からの新規相談の際、「なぜ奥村に声をかけたか?」を質問してみました。


すると、こんな回答が。

「そもそも他に相談したいと思うところがなかった。他のところは、決断を急かされそうでしたし・・・」と。


自分では気づいていなかった、ウチの仕事の特徴を教えてもらえました。

たしかにそうかもしれません。




一般的に業者は、「早くしましょう」「今を逃すと大変です」と、焦らせる傾向があります。

そうして商品やサービスを売ろうとします。


なんとなく世の中に「はやくしなればいけない」という雰囲気があるように感じます。

他人を焦らすことでメリットを享受できる者たちがいるせいなんでしょうね、きっと。



世の中の空気に押されて、重要な決断を急いではいけません。



もちろん、急がなければいけない場合もあります。

1カ月後に資金が枯渇する会社に、「さあ、これからどうしよう」って悠長に構えている時間はありません。



でも、時間が許されるのならば、焦らずしっかり時間を使って検討したほうがいいのでしょう。

ドラッカーは『経営者の条件』の中で、成果をあげるための意思決定について「決定の早さを重視してはならない」と語っています。



また、中国古典の易経では、闇に覆われた世界観を表す『地火明夷』において、「闇の原因を撃つときは急ぐな(九三)」と申しています。

ちなみに外に逃げるときには「素早く逃げろ(初九)」と言っている点と比較すると面白いです。


(追記1)
『地火明夷』は、意思決定の教訓を伝える卦ではありません。
なぜそのときこの卦が頭に浮かんだのか、後々不思議に思いました・・・
でも、易はインスピレーションの世界だったりするので、そのままにしておきます。



今の世の中なんでも「スピードが大切」みたいな感じになっていますが、決してそうは思いません。

時間をかけたほうがいいことがあり、その一つが重要な判断なのでしょう。


(追記2)
良い意思決定をするためには「しなくてもよい余計なことをしない」ことも大切です。
コロナ対策関係では、躁的な反応をしてしまい、打たなくていい手を多数打ってしまっている気がします。





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