経営者保証ガイドラインの事業承継の特例は、成果を生まない・・・

事業承継の「経営者保証ガイドライン」について、メインサイトに私の考えを書きました。
事業承継の経営者保証ガイドラインは、要件が揃えば事業承継時に後継者が、会社の借金の個人保証免れるというものです。
しかし、政策的な見地からは、ほぼ意味がないと思っています。
この要件にはまる会社は、いわば良い会社です。
後継者が継いでも何の問題もない会社です。
そんな会社を与えられて「個人保証が怖いから継ぎたくない」なんて主張は、甘えるのもいい加減にしろというレベルだったりします。
私がこれまで事業承継を支援してきた経験でも、ガイドラインに該当するような会社で、個人保証がネックになって事業承継を見送ったケースなんて1件もありません。
それゆえ、この「経営者保証ガイドライン」ができたおかげで、事業承継が広がることはないと考えるのです。
これまでだったら進まなかった事業承継が、このガイドラインができたおかげで進行した、こんなケースはめったに起きないでしょう。
このあたり、統計を取る人たちは「経営者保証ガイドライン」のおかげで事業承継が増えたと、うまいこと数字を作ったりするのかもしれませんけどね・・・
もちろん、使える会社は使えばいいのです。
運よく良い会社を手にできる後継者は、保証免除まで勝ち取ってしまいましょう。
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